石田徹也 -Tetsuya Ishida-

  • 2007.06.05 Tuesday
  • 21:10

石田徹也氏の作品集を購入した。
求龍堂出版の『石田徹也遺作集』だ。
記事を書くにはあまりにも衝撃的で言葉がでない。
石田徹也氏の作品や作風などは以前から
知っていたが一、二点を見た程度で
一気に100点近い作品を見るのは今回が初めてだった。

一人で読むにはあまりに重い。
二人で読むにはあまりに暗い。
僕はこの作品集を見る準備がやはりまだ出来ていないよう。
読み終えて、呆然とし涙が出そうになった。
怖かったのか、石田徹也氏の作品は
目の奥に直接なにかを投げかけてきたみたいだ。
いや、投げかけるというか突き刺されたような。

遺作集という言葉からも分かるが
彼は既にこの世の人ではない。
享年31歳、鉄道事故。
あまりに若い生涯だ。

当時はこれは事故ではなく自殺だ、
と話題を呼び、今も真相はわからない。
石田徹也氏はその作品の殆どに
自分によく似た男性を登場させ
現代のステレオタイプな生き方を
ストレートに批判するイラストを
世に出してきた。
よく目にするのは薬やファーストフードなどの
私たちの健康を支える小道具、
それに重機や建物などの
私たちの暮らしを支える大道具だ。

これは何を意味しているのか、
石田徹也氏は多くを語らず、
説明はおろか、タイトルを付ける事さえ拒んでいた。
その理由を彼はこう語っている。

--------------------------------------
自分の絵にはいつもこの男が出てくる。
自画像じゃないんですけど
普段生活していてもそれは日常じゃないですか
それをちょっと違う視点で見たらどうなるか。
という、
2年くらい前から、意味をやめてイメージで書いてる。
メッセージとかあると何か違うかなと感じて。
駅前で拡声器でワーワー言っているのと
変わらないのかなって思っちゃって。
うーん、自分の狭い視野で、押し付けている様な。
何だか嫌になって。
結局絵って見る人によるんです。
どんな風にでも。その人の生きた時間とか、
その時の感情とかで、絵は絵じゃなくなるんですよ。
僕の絵を見て笑ってる、怒ってる、悲しがってる。
そういう人が同時にいるのが理想。
何かずーっと描いてて、描くのが僕だって思う。
描かないと僕じゃないような。

words by 石田徹也
--------------------------------------

”自分の絵にはいつもこの男が出てくる。
自画像じゃないんですけど”

とあるが
いつも決まって出てくる。
多分自画像なのかなと僕は思う。
本人も気づかないうちに自分のまわりの
日常を自分の隣から自分を見る様にして
描いているような、そんな気がする。

話を大きく戻すと、
石田徹也氏のメッセージは何なのか。
僕にはわからない。
でも彼はきっと模索していたのかと思う。
描くことで道なき道を一歩すすんで、

”何かずーっと描いてて、描くのが僕だって思う。
描かないと僕じゃないような。”

描きながら自分が何かを見つけようとして、
描かないと怖くなる様な想いに駆られて。
多分、模索の日々は辛かったのだと思う。
もちろん彼の死を自殺だとかそんなことは
思っても無いし、それは全く別の問題。
でも、他人の僕はひとつ思う。
もっと生きてほしかった。


    ------------石田徹也受賞暦-------------
  • みのむしの睡眠
    第6回グラフィックアート『ひとつぼ展』 グランプリ受賞作
  • SLになった人
    第6回グラフィックアート『ひとつぼ展』 グランプリ受賞
  • 健康器具
    JACA'97 日本ビジュアル・アート展 グランプリ受賞
  • 回収
    キリンコンテンポラリーアートアワード1998 奨励賞受賞
  • 捜索
    VOCA展2001 奨励賞受賞
  • 前線
    VOCA展2001 奨励賞受賞

Stephane Pompougnac -ステファンポンポニャック-

  • 2007.06.05 Tuesday
  • 11:32

今回は珍しく音楽の事。
多分音楽の記事は初めて。
Stephane PompougnacというフランスのDJの
音楽を最近よく流しています。
ステファンポンポニャックと読み、
天才DJとしてGUCCIなどとコラボレーションをして
一流ホテルで毎日のようにまわしてるよう。

たまに日本に来るとすぐさま満員御礼。
そっちの世界では知らない者はいないそう。
LIVING ON THE EDGE
リリースしてなおも知名度はまし、
前作HOTEL COSTES
全世界100万枚ヒット
おいつくか、これCNNでも取り上げられていました。



とても興味深い人物です。
音楽雰囲気いいです。
Stephane Pompougnacは屋根の上が好きなのかな。
でもこのジャケットの写真とてもいい。
それもあって珍しく音楽を
取り上げる気になったのです。

とあるサイトでの彼の経歴説明
以下は参考の引用文です。

フランス南西部で育ったSTEPHANE POMPOUGNACは現在35歳。パリのあらゆるクラブでキャリアを積み重ね、やがて伝説的になっているクラブBains Douches(そこは最も注目されるDJがプレイするところ)で活躍するようになった。現在ではよく知られるところとなったHotel Costesのパートナー、ジャン=ルイ・コストに見出され、The Rolling StonesやMadonna、Bruce Willis、Kylie Minogueなど世界中のセレブたちに人気のHOTEL COSTESの贅沢な雰囲気に彼の音楽スタイルをCDのコンパイルという形でもたらしたのである。STEPHANEは同様にDJとしても有名であり、Nicole Kidman主演の映画「Moulin Rouge」のカンヌ映画祭でのリリースパーティや、マイアミにあるCameron DiazのレストランでもDJとしてパフォーマンスを披露している。その他、グッチのパーティーやニューヨークでのEstella Warren、もしくはチューリッヒのクラブインドシナでのChristie Tarlintonのバースデーパーティーなどでも招聘されている。
満を持して2003年12月、オリジナルアルバム「Living On The Edge」発表。2004年に東京での来日DJイベントも大成功を収め、いよいよここ日本においても“セレブなスターDJとしての人気を確立し始めている。

グレゴリーコルベール -Gregory Colbert -

  • 2007.04.14 Saturday
  • 12:05

カナダ出身のアーティスト、グレゴリー・コルベール
元は映像作家でパリの社会問題を題材とした
ドキュメンタリーの制作からアート人生が始まりました。

その後、グレゴリーコルベールは映画の制作から写真家へと転身、
1992年に初の展示会をスイスのエリゼ美術館で行いました。

ここで驚くのがその後10年間一度も展示会、
映画上映を行わない日々が続きました。
その期間、グレゴリーコルベールはインド、エジプトなど
世界各国延べ40ヶ国以上を訪れ、
その地で動物と人間の神秘を写真に収めて行ったそうです。

2002年、イタリアのヴェネツィア・アーセナルで
10年間の沈黙を破り個展を開催。
"ashes and snow"という題名で、
これは現在お台場にノルマディックミュージアム
として期間を限定して開催されている物の第一回目にあたります。

このTOKYO exibitionに至るまで、
ニューヨーク、カリフォルニア州サンタモニカの展示会を経ています。
イタリアから始ったこの展覧会"ashes and snow"は、
述べ100万人の入場者だそうです。

今回の東京展示の特設会場を設計したのは坂茂氏(Shigeru Ban)
彼の説明には、意表を衝く斬新な材料の使用と、
空間を直感的に捉える手法により、
現代建築の世界で新たな挑戦を続けています。
とありました。
ノルマディック美術館の建築に関する詳しいコメント
などもウェブ上に公式で載っていました。
また、ノルマディック美術館自体の説明はこちら。


グレゴリーコルベールは基金にも参加しており、
flying elephants foundationとして
世界各国から寄付金、donationを募っています。
web上からも寄付金を送る事が出来ます。

ルイス バラガン -沈黙の思想家-

  • 2007.02.19 Monday
  • 11:29


昨日SONYがスポンサーでやってる
TBS"世界遺産"を見ました。
メキシコの建築家"ルイスバラガン"の特集。

ぼーっと見ていたのになぜか
とても頭に残ってました。

ルイスバラガンは、1902年にメキシコの
第二の都市"グアダラハラ"に生まれた。
同都市グアダラハラ自由工科大学を卒業し
メキシコシティに活動の拠点を移した。
今ではメキシコシティのシンボル的存在に
なっているサテライトタワーのような
モニュメントから、自宅、ヒラルディ邸、
オルテガ邸などの個人宅、
さらにはラスアレボレーダスなどの
宅地開発までその建築家としての
活動を幅広く行ってきた。

1980年には建築家のノーベル賞とも
されるプリツカー賞を受賞。
2004年にはルイスバラガン邸と
その仕事場が世界遺産に登録された。

その作品の数々もさることながら
番組"世界遺産"でその人間性をかいま見て
何かしら魅力を感じたんだと思う。
奇抜な彩色、ヒカリと影が踊る家。
窓は一枚の絵のように美しく
その空間は静けさがあったように思えた。

彼は一度も自らの建築に”緑”という色を
使う事がなかったという。
それは自然の緑の色を活かすため。
庭園は宇宙との語らいを呼ぶ、
そう言っていた。

緑というのは安息をもたらす
まさに"自然"の色だ。
生涯独身を貫いたルイスバラガン。
彼のリビングには一枚の皿が飾られている。
その皿には"孤独"と静かに書かれていた。

人は孤独である時にもっとも
己の事を考えるのだろう。
彼は建築物が人に与える安らぎは
何かを追い求めた。
その行き着いた答えは"静けさ"。
静けさは人間の苦悩を癒してくれる薬であり
現代の建築家に与えられた使命は
静けさを持つ建築を作る事という。

緑、光、色、影。
自然物で空間を飾る演出家は、
そこに静けさを求めていたのだ。
己のための静けさ、
人のための静けさを。

「空間の演出とは、
静かな音楽を奏でる様なものだ。」

彼がプリツカー賞を受賞した
時にこう言っていた。
ルイスバラガン、86年で他界するまで
静かに住まう事を追い求めた
沈黙の思想家だ。

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