V.A.写真展"昭和の記憶"

  • 2012.09.21 Friday
  • 15:22


V.A.写真展"昭和の記憶"
期間:2012年9月7日〜2012年9月26日
場所:フジフィルムスクエア
住所:六本木ミッドタウン内

「懐かしい景色ね、
私たち当時はこの場所で
よく待ち合わせをしたもの」

老夫婦が仲むつまじく話す前には
昭和25年の銀座の写真があった。
林忠彦さんが写したものだ。

当時からトレンドの最先端をゆく銀座。
雑踏の中を堂々と闊歩する男女。
その姿は目の前の老夫婦の若い頃を思わせる。

昭和7年(1932年)から昭和44年(1969年)
までの首都の変貌を写した写真展だ。
出展している写真家は木村伊兵衛、土門拳、長野重一など
まさに日本を代表する作家が名を連ねる。

ご存じ昭和の64年間は日本の変化は過渡期にあった。
大震災、戦前、戦時中、戦後、発展。
その変貌ぶりは一度に見比べると、怒濤だ。

以前お世話になった編集者さんの薦めで訪ねてきた写真展。
展示写真は全てリプリント、オーバーもアンダーもない。
統一されたクオリティは、写真公舎でプリントされたからだそう。

同時発売の写真集『昭和の記憶』はクレヴィスより2520円。
極めてシャープ、色の浅さは感じるものの資料的な価値は上々。
時折タイミングよく入る見開きにはハッとさせられる作り。

展示作品よりも多いボリュームは東京の多くをカバーする。
両親や親戚が家に来るときなどに居間に置いておいたら
必ず開いては昔話に花が咲くことだろう。

ぐるりと見回した展示の中で最も印象に残ったのは2枚。
土門拳さんの「ゴム跳び」はその躍動感が素晴らしい。
園部澄さんの「駄菓子や」は自然な雰囲気と構図が素敵だ。

同時開催中の写真展"MAGUNUMを創った写真家たち"も一見の価値あり。
フレームの違いからも当時の状況や保存環境なども伺える。
特別だったのはキャパの「アトリエのマティス」。
マティスは好きだがこの1枚は光、空気感、その具合全てが美しかった。

ただ写真展"昭和の記憶"はもう少しで終わってしまう。
見逃した方には写真美術館でupcomingのコレクション展も良い。
木村伊兵衛さんほか昭和を代表する写真家が国内外問わず出展される。

"機械の眼・カメラとレンズ”と題した写真展。
こちらは9月22日から11月18日まで。
出展作家は次の通り。

福原路草、エドワード・ウェストン、アンセル・アダムス、熊沢
麿二、木村伊兵衛、森山大道、 植田正治、ゲリー・ウィノグラ
ンド、鈴木理策、ビル・ブラント、篠山紀信、三木淳、W・ユー
ジン・スミス、松江泰治、アレクサンドル・ミハイロヴィチ・ロ
トチェンコ、奈良原一高、山脇巌、山崎博、緑川洋一、佐藤時啓、
ウィリアム・クライン、紅谷吉之助、アンリ・カルティエ=ブレ
ッソン、ウィージー、内藤正敏、佐々木崑、ロバート・シェラー、
中村征夫、宮崎学、アンドレ・ケルテス、鈴鹿芳康 ほか


Canon EOS 5DMarkIIIのRawデータをPhotoshopで開く

  • 2012.04.24 Tuesday
  • 14:34
5D3のRAW現像について
ADOBE(アドビ)関連のソフトで現像するには一手間が必要。製品に同梱されてるソフトDPPとかでも現像出来るけど、結局扱いずらくアドビに頼ってる。5D3のRAWデータ(CR2)をアドビ関係で現像するのは(多分)現在3種類の方法がある。

1)DNG converter ver6.7
CR2のファイルをアドビのDNGに変換して読み込ませる方法。日本での配布されてるDNG converterはver6.6のみ。こちらはまだ5D3に対応していないのでDNG Converter ver6.7をAdobe Labからインストールしないといけない。DNGに変換した後は、フォトショップ側のバージョンは基本的に問わない。

2) Photoshop Lightroom ver4.1
ライトルームも現像能力が飛躍的に進化を続けてる。でも国内で最近大々的に売り出してるLightroomはver4.0になるので5D3は非対応。こちらもAdobe LabでLight room ver4.1プラグインをインストールさせる必要あり。ソフトを起動してヘルプから「アップデート確認」をしても、ver4.1は正式配布が開始されてないので「お使いの〜最新です」と表示される。ちなみに最新のCamera Rawを入れると7.0のverで表示される。

3) Photoshop CS6
Camera Raw6.7のプラグインをAdobe LabからPhotoshop CS5に落とすと開けるようになる(はず)。うちのはCS4なのでCamera Rawのverが5.7あたりで止まってる。CS5を入れてないから結局使えないので第三候補。ちなみに現在Adobe LabにフォトショップCS6がbeta版で配布されてる。〜5/31までの使用に限られるがextendedでの全機能が使えるし、とても魅力。また、5/11に先行発売するCreativeSuitを購入しても同ソフトが入っている。ちなみに体験版のCamera rawのverは7.0(Lightroom ver4.0の同梱と同じver)でちょうど5D3を読み込むことが出来ない。。

コメント
とりあえず困らない程度に現像は出来てるけど、Lightroom4.0にD800と1DXがネイティブ対応してて、なぜ5D3がしてないのというのが疑問。発表から発売までの期間が極端に短かったのを考えると、D800の対抗で焦って関係各社にもデータ配布が追いつかなかった現状が。。同梱ソフトのDPPも不具合。

写真展"image avenue" by Alex Majoli

  • 2012.04.21 Saturday
  • 06:25
20120420152302.jpg
写真展"image avenue" by Alex Majoli
期間:2012年3月23日〜6月24日
場所:銀座ライカサロン
住所:中央区銀座6ー4ー1

アレックス・マヨーリはマグナムの中でも
最近よく名前を耳にする写真家の一人。
僕が生まれた年に写真を始めたそうで
個人的には勝手な親近感を抱いている。

展示は半切程度のプリントを素直にマット、フレームで額装したもの。
ライカとしても写真としても王道で安心して見ていられる。

フレームは窓側の明るい壁には銀アルミを、
対して暗い室内側の壁には黒アルミを使用していた。
細かな気配りはよく見ていないと気付かないが
確かにこの方が馴染むのはわかる気がする。

2003年頃の作品などはデジタルだったかと疑うほどにシャープだ。
爆発の瞬間やテロのインパクトを写しているのに
隅々までに静止した緊迫感を描いていた。

写された人々の表情は大きくのばされたことで衝撃を物語っている。
それとは逆にDMのビジュアルは穏やかな霧の中を小舟が行き交っている。
同じ世界の違う風景はどちらもアレックスの世界観なのだろう。

だけれどなぜだろう。
どれもとても素晴らしい写真なのに
部屋に飾りたいとは思わなかった。

写真展"対岸"by百々新

  • 2012.04.17 Tuesday
  • 17:25
20120411120210.jpg
写真展"対岸"by百々新
期間:2012年4月11日〜4月24日
場所:銀座ニコンサロン

NPSに行くという先輩に連れられて立ち寄ってきた。
最近のニコンサロンは震災の企画を連続的に展開しているので
"対岸"もそのひとつかと思っていた。

見てみると"対岸"は、カスピ海沿岸の河川を舞台にしたもので、
渡航回数は4年の間に3回を数えるようだ。
カスピ海は南〜北で3地域に別れ、支流は130本にのぼるという。

トルクメニスタン、アゼルバイジャン、カザフスタンなど
聞き慣れない国の名前が並び、それだけでも興味をそそられる。
あまり撮影されてない意味から記録的な価値も無視できない。

写真展は殊更バラエティーに富んでいたり
技術的にどうこう言った作品は全くない。
純粋にその国の、その場所のリアルが写っていた。

いま自分が銀座で写真展を見ている最中にも
アゼルバイジャンの女性は川のたもとで"生きている"事実。
異国に他ならない生活者たちの営みは、なぜだろうどこか懐かしい。

彼らは来年も再来年も同じ場所で同じように暮らしているだろうか。
今まで考えることのなかった他人の行く末を案じている不思議。
いま出来ることなら無性にこの場所に行きたいと思った。

"対岸"はアサヒカメラでも10ページで特集され
同写真集は赤々舎から出版されている。
デザイン化された表題のタイポグラフィが印象的だった。

写真集『NEWYORK&AMSTERDOM BY NUMBERS 』by HANS EIJKELBOOM

  • 2012.04.12 Thursday
  • 10:07
20120411185328.jpg
秋葉原でハードディスクを購入してから岩本町まで歩いた。
都営新宿線に一駅のれば目的地の馬喰町につく、とても久しぶりな町だ。
エトワール海渡の就職説明会を聞きに来た以来かも知れない。

馬喰町がいつからかアートの街に変わりつつある。
多分ぼくが来ていない間のここ5年くらいのことだと思う。
まさか昭和の影を色濃く残す雑居ビルに
ダニッシュデザインのストアが出来るなんて想像もしていなかった。

ストアの名前はdeshima。鎖国時の日本がオランダ貿易に充てた島の名前に由来する。
場所はTARO NASU GALLERYの上、402号室にあった。
(千代田区東神田1ー2ー11アガタ竹澤ビル402号)

伺ったプレオープン初日、まだかなりの書籍は残っていてくれた。
オランダ写真集のエキスパートが買い付けたとあって
大半の写真集は見たことも聞いたこともなかった。

クーケンの写真大成はじめ知名度のあるものは割合に低価格で
逆にエルスケンの処女作などのレア本には適正価格が付けられている。
僕は2時間に渡る健闘の末、ハンス・エイケルブームを2冊購入した。

写真集『NEWYORK&AMSTERDOM BY NUMBERS』
by HANS EIJKELBOOM

ハンス・エイケルブーンはマーティン・パーいち押しの写真家で…
と、請け売りばかり書いていても仕方ないので少し調べてみた。

「撮影した人達には彼らでなければならない理由があった」

この写真集は、ニューヨーク、あるいはアムステルダムに
ハンス・アイケルブーンが3週間滞在し、
1から順に100までその番号が書かれた服を来た人を撮影する、
という分かり易い企画のもの。中には刺青や風船なども含まれている。

「偶然の産物にして出会った数字を身につけた人たち。彼らは撮影されるためにその日、その場所で、その番号を僕に見せてくれたんだ。そこには偶然(必然)という理由がある。」

アムステルダムのnumber99は、
グリーンとグレーを着た別の男が両方とも
胸に99のワッペンを偶然着けていたのには驚いた。

『ニューヨーク』と『アムステルダム』を読み比べていると
予想に反して似通っていることがわかる。
"欧米"とひとまとめにすることには抵抗を感じるが
やはり大都市は少なからず共通化されている印象は拭えない。

最近、写真集『地球の食卓』を発表したピーター・メンツェルは
「食の切り口から世界のスーパーマーケットを撮ろうと思った。
でもどの国も言語が違うだけで全く同じだったから放棄したんだ。」
などと言っていたのを思い出し共感を新たにする。

「写真集『NEWYORK&AMSTERDOM BY NUMBERS』は、
映し出すまで見えなかった真実のラインによって
現代的な混沌を示すことに成功している」

本書は、1000部限定で定価は24ドル。
うち100部には大四切の(483ミリx329ミリ)
オリジナルプリントとサインが付けられている。

これはオープン価格だが、とあるNYの書店では
約200ドルと破格な値が付けられていた。

しかもプリントはエディションがそれぞれ6で
絵柄の種類が極めて豊富な面白い展開になっている。。
ハンス・アイケルブーム本人(事務所?)にも
Detail order about the limited edition『NEWYORK&AMSTERDOM BY NUMBERS』
のリクエストをメールすると資料を送ってくれるらしい。
(問:hans.eijkelboomアットxs4all.nl)

写真集を閉じて朝日の当たる棚に並べる。
春を感じる装丁に思わず心が浮き立ってくる。
今日ぼくは2と書かれたシャツを着て出掛けよう。
いつか『TOKYO BY NUMBERS』に登場する偶然に期待をしつつ。

写真展"紙は神なり"by 森崎健一

  • 2012.04.11 Wednesday
  • 21:29
20120315134605.jpg
写真展"紙は神なり"by 森崎健一
期間:2012年3月2日〜3月15日
場所:新宿エプサイト

久方ぶりの更新をする時はいつも文字を打つ手が重たい。
聞き慣れた"継続は力なり"の教えの大切さを思い知る。
あるいは"塵も積もれば山となる"の方が正しいだろうか。

さて、写真展案内の中から聞いた名前を見つけたので伺った。
森崎健一さんはマルモスタジオとしてお仕事されてるプロのカメラマン。
以前、他の展示会でご挨拶させて頂いて以来の再会になる。

"紙は神なり"。
「ある和紙に出会ったところから全てが始まった」
そのタイトルと言葉から分かる通り作品は和紙にプリントされている。

手漉き和紙に写真をプリントする。
フィルムの時代には考えられなかったことだ。
だが代わりに、写真を展示するという本質に立ち返ると
"和紙にプリントする必然性"について考えたくなる。

正直展示を見る前には、タイトルが"写真の内容"ではなく
"メディアの内容"なのが気になった。
"紙が神"なのは"写真の内容"を表していないのではと思っていた。

しかし見てみると、それは"8x10写真展"や
"ハッセルブラッドの毎日展"のような
ただメディアの上にあるものとは少し違っていた。

人の運命を決めるのが神なら、
この紙は"何の被写体を撮るべきか"を決めていたのだ。

「和紙にプリントしてこそまた意味が出る」
それは宗達や抱一の絵を思い出す日本の原風景だった。
懐かしい景観をティピカルに切り取った構図は極めてモダンだ。
そこはかとないセンチメンタルさが会場には漂っていた。

スタンダードに考えるなら旅館や料亭の広間に飾りたい。
しかし百貨店のショーウィンドウや
シネコンの待合室など敢えて近代的な所にあったら
また和紙にも作品にも新しい価値が生まれそうだ。

写真展"WHITE GIFT" by リサ・ヴォート

  • 2012.01.05 Thursday
  • 09:33
20111231162128.jpg
写真展"WHITE GIFT" by LISA VOGT
期間:2011年12月17日〜2012年1月20日
場所:SHOZO GALLERY
住所:栃木県那須塩原市

「明けましておめでとうございます」
と言い合うことに今年ばかりは違和感を覚える。
これだけ大勢の人が亡くなっていると
誰かの親戚や友人が繋がっている事が少なくない。
言わば国民の大半が喪中だとも思える。

現に私の知人にも亡くなった方はいる。
けれどそんなことを少しでも気にしていること自体
被災地にとっては失礼なのかもしれない。
あまり深い意味は込めたくないが、今年の年賀状には、
happy new yearではなくnew yearとだけ書いた。

今年は栃木県で年末を迎えた。
一足遅いが昨年最後の写真展をレポートしたい。

"white gift"は、シロクマという"動物"を被写体にしていながらも
一般的なワイルドライフ写真とは少し違っていた。
いわばそれはシロクマという人物を写した"ポートレート"のようだった。

同写真展は、ミッドタウンや六本木ヒルズでも展示歴がある。
大きなところで開催された写真展を
後日、地方の美術館やギャラリーで見かける事は少なくない。

今回のような雑貨屋、ないしカフェの展示スペースというのは
もっともあまり見ないケースだが。
それでもあたりも静かな年末の夕暮れどき、
那須の澄んだ空気の中、ヴァイオリンの音色を聞きながら見る写真は
六本木で見るそれよりもずっと哀愁深いものがある。

"ほんとうの、わたしの居場所"と題された冒頭の文章に驚いた。
リサがこう言っている。
「大好きなシロクマ。
私にとってねシロクマは心を占める大きな存在だ」だと。

なぜシロクマはリサの心を奪ったのだろうか。
街を歩いてもシロクマにこれ以上に固執した人にはなかなか会わない。
おそらく今朝乗った満員電車にもシロクマをこれほど好んだ人はいなかった。

それは、「たぶん私がシロクマだからなのかもしれない」
そう哲学する彼女が撮影したシロクマは
可愛いし、上手いし、それ以上に愛しかった。

"ありのままでいいんだよ"。
そんなメッセージを載せたタイトル。
見ている者が和むのは、このシロクマたちが
リサの愛情を写しているからかもしれない。

と、簡単に言ったが、これは素晴らしいことだ。
上手く撮ろうとか、よく見られよう、ということよりもずっと、
本当に自分が好きなもの、ことを撮る方が大事だと思う。

それに実はそのほうがずっと難しい。
今年も自分が撮りたいものを撮ってる年にしたいと思う。
それでは、今年もよろしくお願い申し上げます!

写真展"印籠カメラ寫眞帖"by 植田正治

  • 2011.12.31 Saturday
  • 23:11
20111223170147.jpg
写真展"印籠カメラ寫眞帖"by 植田正治
期間:2011年12月6日〜12月27日
場所:B GALLERY
住所:新宿区新宿3ー32ー6ー6F

植田正治さんといえばハッセルブラッドでモノクロという印象が強い。
スナップも三脚もライティングもアートもファッションも、といった具合に
物怖じせずに何でも挑戦していく姿勢には何度も励まされた事がある。

今回の会場では、35ミリ判のカラー写真が展示されており
当時を思えば未知への探求心かアマチュアゆえの創作心か
またも留まることを知らない情熱を感じて頭が下がった。

「ぼくも頑張らなくては」などと思う反面、
「努力」なんていう言葉とはほど遠い植田さんの作品が眩しく見える。
その裏に何倍もの苦労がある事実を知っているからかも知れない。

画家が苦悩の末に何度もキャンバスを塗り替え重ねるように、
一枚の絵に対して何度もシャッターを切った苦難は人知れず。
それは、永遠のアマチュアだけに許された趣味の骨頂かもしれない。

写真展"地球の素敵な時間"by 小林康宣

  • 2011.12.29 Thursday
  • 23:39
20111209172019.jpg
写真展"地球の素敵な時間"by小林康宣
期間:2011年12月7日〜29日
場所:dog cafe 田園茶房

"来世紀に残したい風景"をテーマに撮影をしている
小林康宣さんの写真展に行ってきた。

実は小林さんは同じ事務所出身の先輩ということもあり
これまでも何度もお世話になったとても面倒見の良い方。
このような形でそういった方にお会い出来るのは、
この職業のひとつの醍醐味と言える。

"田園調布"と"Dog Cafe"というキーワードから想像される通り、
会場は太陽の日差しに照らされた暖かい雰囲気だった。
田園調布の駅前とアクセスが良いこともあり
私が訪ねた時は既に満席、その後も入れ替わり人が訪ねて来ていた。

展示写真は、JALが定期的に出版している
『AGORA』の表紙に使われた写真の中からセレクトされたもの。
その景色が綺麗なのはもちろんだが、
小林康宣さんの好みが反映されたチョイスがまたにくい。

中でも「クリスマスだから」という理由で選んだという
"ドイツの広場"は、特に印象的で、
薄紫に輝く日暮れのマジックタイムが見る者に魔法をかける。

雪の中を行き交う生活の吐息、ロマンチックな音色を伝い光が揺れる。
いつか憧れた時間へ誘われる一瞬。
ふと立ち返るとそこが田園調布である不思議に再会する。

とても写真の楽しさが伝わってくる写真展だった。
なお、今回の展示作品販売による収益の全ては
小林さんがご縁のある東北の施設に寄付される。

写真展"THE SIXTIES BY KISHIN" by 篠山紀信

  • 2011.12.28 Wednesday
  • 19:46
20111228154253.jpg
写真展"THE SIXTIES BY KISHIN" by篠山紀信
期間:2011年12月5日〜2012年1月中
場所:代官山T-site内

「六本木にヒルズが出来た時くらいの驚きですよ」
そう言って案内してくれたのは代官山T-siteだった。
旧山手通りにある真っ白いそれは、異様な存在感を放っていた。

本屋からレンタルビデオコーナーに向かうと
自然とバーやカフェを抜けるといった導線。
気付けばラテを片手に立ち読みに耽ってしまう。

バーのコーナーからワンフロアくだると
篠山紀信さんの80年代の写真が展示されていた。
作品は僅かに5点しかないがスペースが抜群だ。

8190円の同書はサイン本が並び、
平積みに囲まれたようなその空間は異様な雰囲気を醸す。
軽いのに厳か、興味がある人も無い人も気軽に目に入ってくる。

展示写真集の他にも、『家』、『パリ』、『シノラマ』など
32冊の古書も用意している徹底ぶり。
プロデュースは、やはりG/P GALLERYの後藤さんだった。

空間として居心地が良いこの場所は是非また訪れたい。
路上駐車がし易い旧山手通り沿い。
これから気軽に寄り道が出来ると思うと小さな幸せを感じた。

<< | 2/53PAGES | >>

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

author

profile photo getting ready

selected entries

categories

archives

profile

others

search this site.

links

TWITTER FEED

FOREIGN PHOTOGRAPHERS

JAPANESE PHOTOGRAPHERS

Illustrator downloads

Book Seller Info

  • Hacknet
  • 代官山の洋書店、写真集から建築・インテリアも充実。東京都渋谷区恵比寿西1-30-10-1F。Tel:03-5728-6611。

  • 21st EDITIONS
  • 米国NYにオフィスがあり日本国内からも通販可。毎年職人本に送られるIPPY AWARDを受賞している。Tel:800-965-3536。Email 21st@21steditions.com

  • 書肆小笠原
  • 通販古書店、写真集が充実。絶版古書中心に扱う。埼玉県さいたま市南区大谷口5733-101。

  • RIN BOOKS
  • うちの近所にオフィスがある古本屋。洋書中心にアート関連書籍を扱う。ネット販売のみ。

  • ミキ書房
  • ネットのみの古本屋。在庫は少ないが、写真集で稀少絶版本も扱う。埼玉県さいたま市南区大谷口 1208-2-1号棟302号。Tel:048-883-4997。

  • 甘露書房
  • ネット販売のみだが古本を全般的に扱う。オリジナルプリントの取扱もあり。川崎市中原区新丸子東1-833。

  • BOOK CAFE RAINY DAY
  • 出版社SWITCHの地下。ギャラリーカフェのような作りでライブなどイベントもある。東京都港区西麻布2-21-28スイッチ・パブリッシングB1F 。Tel:03-5485-2134。

  • COW BOOKS
  • 暮しの手帖編集長の松浦弥太郎さんが主催。洒落た書籍空間。東京都目黒区青葉台1-14-1。Tel:03-5459-1747。

  • Dragonfly CAFE
  • COW BOOKSの支店。南青山のアートブックカフェ、2階にある。東京都港区南青山3-13-14-2F。Tel:03-3497-0807。

  • NADIFF
  • 写真美術館と現代美術館などに入ってる雑貨、アート書籍、ギャラリー空間。東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 1F。Tel:03-3446-4977。

  • BOOK OF DAYS
  • 新潟にある本屋さん。アート関連書籍に強く年中セールをしてる。

  • Shelf
  • ワタリウム美術館の裏にある古本屋、写真集に徹してる所がいい。東京都渋谷区神宮前3-7-4。Tel:03-3405-7889。

  • on Sundays
  • ワタリウム美術館の地下にある本屋。カフェとバーも併設。東京都渋谷区神宮前3-7-6。Tel:03-3470-1424。

  • 青山ブックセンター
  • 説明いらず、渋谷が本店だが個人的には六本木の方が落ち着く。東京都港区六本木 6-1-20。Tel:03-3479-0479。

  • ユトレヒト
  • 青山の根津美術館近くのお店、稀少本や雑貨も扱う。東京都港区南青山5-3-8 パレスミユキ2F。Tel:03-6427-4041。

  • SHIBUYA PUB&BOOKSELLERS
  • 説明。東京都渋谷区神山町17-3。Tel:03-5465-0588。

  • VACANT
  • マッチアンドカンパニーのギャラリー兼書店。東京都渋谷区神宮前3-20-13。Tel:03-6459-2962。

  • ジュンク堂池袋本店
  • サイン会やイベントを積極的に開く書店、大型店舗ならでは。東京都豊島区南池袋2-15-5。Tel:03-5956-6111。

  • 古書ビビビ
  • 下北沢にある巷にあふれる雑本は買い取りしもらえない。東京都世田谷区北沢1−40−8 土屋ビル1階。Tel:03-3467-0085。

  • ヴィレッジヴァンガード
  • 現在の店舗は350店を越えるとか。1号店は1986年、名古屋市天白区より。

  • BLIND BOOKS
  • 名前がいい、2009年オープン、値段は高め。東京都杉並区高円寺北2-7-13高円寺銀座ビル2F左。Tel:03-5373-0907。

  • GALLERY MoMo
  • 六本木と両国にある、現代っぽい絵画が中心。東京都墨田区亀沢1-7-15 。Tel:03-3621-6813。

  • ひぐらし文庫
  • 鬼子母神の近く、年に一度の古本祭の際も見物。東京都豊島区雑司ヶ谷3−3−14。Tel:03-5944-9968。

  • ON READING / ELVIS PRESS
  • 名古屋だから簡単には行くことが出来ないけれど興味あり。名古屋市中区錦2-5-29。Tel:052-203-8024。

  • 恵文社
  • 真面目な店名らしからぬポップでリリカルな作り。京都市左京区一乗寺払殿町10。Tel:075-711-5919。

  • ガケ書房
  • 関係の"セコハンブックほうぼう"というところが写真集を多く扱う。京都市左京区北白川下別当町33。Tel:075-724-0071。

  • Calo Bookshop and Cafe
  • イベントなどを行う雑貨中心のお店。大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階。Tel:06-6447-4777。

  • モズブックス
  • ネットショップで路面店はなし、意外な写真関係書もある。大阪府和泉市室堂町5-1-7-807。Tel:0725-55-7906。

  • part time booksellers
  • デザインやアートが中心だが写真家の作品もある。杉並区高円寺南4-24-4-2F。Tel:03-6304-9698。

  • 古書ドリス
  • 現代アート/写真/デザイン/異端文学/映画に強い。徳島県板野郡北島町中村字本須114-5。Tel:088-677-6618。

  • Bueno Books
  • アーティストを抱えるスロープギャラリーも兼ねる。on line only。

  • 東塔堂
  • ギャラリースペースもある古書店。渋谷から徒歩10分。

  • SFT
  • スーベニアフロムトーキョー。六本木国立新美術館の地下にある基本雑貨屋。

  • 夏目書房
  • 神田にあるボヘミアンズギルドの販売元。ネットストアの在庫充実。

  • Dash Wood Books
  • アメリカの出版社、ライアンマッギンリーなど扱う。

Interior Shop Guide

  • pur annick
  • 原宿。ビーンバックのチェアやラグが充実。

  • シボネ青山
  • ベルコモンズのB1。大物小物全般的にセンスいい。

  • Cassina
  • 不朽の名作を復刻して普及させてるカッシーナ。

  • General Store
  • インダストリアル系統の雑貨インテリア。

  • MAISON GODNARSKI
  • 柔らかいガーリーな感じのインテリア。

  • 燕子花
  • カキツバタと読みます。アートと暮らせるインテリアショップ。

  • CONCIERGE
  • コンシェルジュグランドという代官山店がレトロでいい感じ。

  • maruse
  • 今は懐かしのフィラメント照明のショップ

  • equipee
  • 貴重なアンティークアイアン系のお店。

  • Graphio Buro
  • ワークインテリアでもデザイン的な物が集まる。

  • IRONGENIC
  • 高架下にあるアイアン系に強いお店。

  • boiserie
  • 学芸大にあるボワズリー。だいぶアンティーク。西洋風です。

  • SHP
  • 大型のリフォームや店舗デザインが得意。

  • 天童木工
  • あまり説明の必要も無い感じ。ネットショップも充実しています。

  • biotope
  • ナチュラルな北欧陶器のお店。

  • LIVING MOTIF
  • 六本木のAXISに入ってる手堅いインテリアショップ。

  • TOYO KITCHEN meuble
  • 廃墟をイメージしたモダンバロックのショールーム。

  • MITATE
  • 珍しいバス用品専門店。和。

  • ラ・クッチーナ
  • 日本で一番キッチン用品を扱ってると思います。

  • Flying Saucer
  • 銀座店のあるキッチン用品店。楽天も充実。

Travel Information

  • Hotels.com
  • 世界のホテル予約を行う。期間限定のセールやグローバルなネットワークが魅力。

  • Expedia
  • かしこい旅、エクスペディア。海外のホテル網は群を抜く、全て最低価格を保証している。

  • トラベルジグソー
  • 世界のレンタカー会社を網羅。所々扱っていない国については、abisなど各社サイトから。

  • 航空券.ネット
  • 国内外への航空券比較。札幌以外の北海道などなかなかお得な内容。

  • カウチサーフィン
  • ワールドワイドな「田舎へ泊まろう」を実現してるサイト。

  • じゃらん
  • いわずと知れたリクルート運営の旅行サイト。ふらっと宿をとるなら。

  • HIS
  • 海外旅行のHIS。店頭手数料7500円がウェブだとかからない。

  • GLOBAL WiFi
  • 海外専用のルーターサービス。

Travel Agency

Printing Company

Art Info

Original Print Info

Stock Photo Info

Others Info