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    <title>KazaLogue &amp;quot;写真のかざろぐ&amp;quot;</title>
    <link>http://photo.kaza.jp/</link>
    <description>Photo's a memory of the past, a record of the present, and an image of the future. &lt;br /&gt;
写真のことだけ考えて生活してみた。</description>
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    <title>写真展&amp;quot;WHITE GIFT&amp;quot; by  リサ・ヴォート</title>
    <description>
写真展&amp;quot;WHITE GIFT&amp;quot; by LISA VOGT
期間:２０１１年１２月１７日〜２０１２年１月２０日
場所:SHOZO GALLERY
住所:栃木県那須塩原市

「明けましておめでとうございます」
と言い合うことに今年ばかりは違和感を覚える。
これだけ大勢の人が亡くなっていると
誰...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20111231162128.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20120105_964608.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;WHITE GIFT&quot; by LISA VOGT<br />
期間:２０１１年１２月１７日〜２０１２年１月２０日<br />
場所:SHOZO GALLERY<br />
住所:栃木県那須塩原市<br />
<br />
「明けましておめでとうございます」<br />
と言い合うことに今年ばかりは違和感を覚える。<br />
これだけ大勢の人が亡くなっていると<br />
誰かの親戚や友人が繋がっている事が少なくない。<br />
言わば国民の大半が喪中だとも思える。<br />
<br />
現に私の知人にも亡くなった方はいる。<br />
けれどそんなことを少しでも気にしていること自体<br />
被災地にとっては失礼なのかもしれない。<br />
あまり深い意味は込めたくないが、今年の年賀状には、<br />
happy new yearではなくnew yearとだけ書いた。<br />
<br />
今年は栃木県で年末を迎えた。<br />
一足遅いが昨年最後の写真展をレポートしたい。<br />
<br />
&quot;white gift&quot;は、シロクマという&quot;動物&quot;を被写体にしていながらも<br />
一般的なワイルドライフ写真とは少し違っていた。<br />
いわばそれはシロクマという人物を写した&quot;ポートレート&quot;のようだった。<br />
<br />
同写真展は、ミッドタウンや六本木ヒルズでも展示歴がある。<br />
大きなところで開催された写真展を<br />
後日、地方の美術館やギャラリーで見かける事は少なくない。<br />
<br />
今回のような雑貨屋、ないしカフェの展示スペースというのは<br />
もっともあまり見ないケースだが。<br />
それでもあたりも静かな年末の夕暮れどき、<br />
那須の澄んだ空気の中、ヴァイオリンの音色を聞きながら見る写真は<br />
六本木で見るそれよりもずっと哀愁深いものがある。<br />
<br />
&quot;ほんとうの、わたしの居場所&quot;と題された冒頭の文章に驚いた。<br />
リサがこう言っている。<br />
「大好きなシロクマ。<br />
私にとってねシロクマは心を占める大きな存在だ」だと。<br />
<br />
なぜシロクマはリサの心を奪ったのだろうか。<br />
街を歩いてもシロクマにこれ以上に固執した人にはなかなか会わない。<br />
おそらく今朝乗った満員電車にもシロクマをこれほど好んだ人はいなかった。<br />
<br />
それは、「たぶん私がシロクマだからなのかもしれない」<br />
そう哲学する彼女が撮影したシロクマは<br />
可愛いし、上手いし、それ以上に愛しかった。<br />
<br />
&quot;ありのままでいいんだよ&quot;。<br />
そんなメッセージを載せたタイトル。<br />
見ている者が和むのは、このシロクマたちが<br />
リサの愛情を写しているからかもしれない。<br />
<br />
と、簡単に言ったが、これは素晴らしいことだ。<br />
上手く撮ろうとか、よく見られよう、ということよりもずっと、<br />
本当に自分が好きなもの、ことを撮る方が大事だと思う。<br />
<br />
それに実はそのほうがずっと難しい。<br />
今年も自分が撮りたいものを撮ってる年にしたいと思う。<br />
それでは、今年もよろしくお願い申し上げます！<br />

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    <dc:date>2012-01-05T09:33:47+09:00</dc:date>
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    <title>写真展&amp;quot;印籠カメラ寫眞帖&amp;quot;by  植田正治</title>
    <description>
写真展&amp;quot;印籠カメラ寫眞帖&amp;quot;by 植田正治
期間:２０１１年１２月６日〜１２月２７日
場所:B GALLERY
住所:新宿区新宿３ー３２ー６ー６Ｆ

植田正治さんといえばハッセルブラッドでモノクロという印象が強い。
スナップも三脚もライティングもアートもファッション...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20111223170147.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20111231_963004.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;印籠カメラ寫眞帖&quot;by 植田正治<br />
期間:２０１１年１２月６日〜１２月２７日<br />
場所:B GALLERY<br />
住所:新宿区新宿３ー３２ー６ー６Ｆ<br />
<br />
植田正治さんといえばハッセルブラッドでモノクロという印象が強い。<br />
スナップも三脚もライティングもアートもファッションも、といった具合に<br />
物怖じせずに何でも挑戦していく姿勢には何度も励まされた事がある。<br />
<br />
今回の会場では、３５ミリ判のカラー写真が展示されており<br />
当時を思えば未知への探求心かアマチュアゆえの創作心か<br />
またも留まることを知らない情熱を感じて頭が下がった。 <br />
<br />
「ぼくも頑張らなくては」などと思う反面、<br />
「努力」なんていう言葉とはほど遠い植田さんの作品が眩しく見える。<br />
その裏に何倍もの苦労がある事実を知っているからかも知れない。<br />
<br />
画家が苦悩の末に何度もキャンバスを塗り替え重ねるように、<br />
一枚の絵に対して何度もシャッターを切った苦難は人知れず。<br />
それは、永遠のアマチュアだけに許された趣味の骨頂かもしれない。<br />

]]></content:encoded>
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    <dc:date>2011-12-31T23:11:37+09:00</dc:date>
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    <title>写真展&amp;quot;地球の素敵な時間&amp;quot;by 小林康宣</title>
    <description>
写真展&amp;quot;地球の素敵な時間&amp;quot;by小林康宣
期間:２０１１年１２月７日〜２９日
場所:dog cafe 田園茶房

&amp;quot;来世紀に残したい風景&amp;quot;をテーマに撮影をしている
小林康宣さんの写真展に行ってきた。

実は小林さんは同じ事務所出身の先輩ということもあり
これ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20111209172019.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20111229_962088.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;地球の素敵な時間&quot;by小林康宣<br />
期間:２０１１年１２月７日〜２９日<br />
場所:dog cafe 田園茶房<br />
<br />
&quot;来世紀に残したい風景&quot;をテーマに撮影をしている<br />
小林康宣さんの写真展に行ってきた。<br />
<br />
実は小林さんは同じ事務所出身の先輩ということもあり<br />
これまでも何度もお世話になったとても面倒見の良い方。<br />
このような形でそういった方にお会い出来るのは、<br />
この職業のひとつの醍醐味と言える。<br />
<br />
&quot;田園調布&quot;と&quot;Dog Cafe&quot;というキーワードから想像される通り、<br />
会場は太陽の日差しに照らされた暖かい雰囲気だった。<br />
田園調布の駅前とアクセスが良いこともあり<br />
私が訪ねた時は既に満席、その後も入れ替わり人が訪ねて来ていた。<br />
<br />
展示写真は、JALが定期的に出版している<br />
『AGORA』の表紙に使われた写真の中からセレクトされたもの。<br />
その景色が綺麗なのはもちろんだが、<br />
小林康宣さんの好みが反映されたチョイスがまたにくい。<br />
<br />
中でも「クリスマスだから」という理由で選んだという<br />
&quot;ドイツの広場&quot;は、特に印象的で、<br />
薄紫に輝く日暮れのマジックタイムが見る者に魔法をかける。<br />
<br />
雪の中を行き交う生活の吐息、ロマンチックな音色を伝い光が揺れる。<br />
いつか憧れた時間へ誘われる一瞬。<br />
ふと立ち返るとそこが田園調布である不思議に再会する。<br />
<br />
とても写真の楽しさが伝わってくる写真展だった。<br />
なお、今回の展示作品販売による収益の全ては<br />
小林さんがご縁のある東北の施設に寄付される。<br />

]]></content:encoded>
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    <dc:date>2011-12-29T23:39:22+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216220">
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    <title>写真展&amp;quot;THE SIXTIES BY KISHIN&amp;quot; by 篠山紀信</title>
    <description>
写真展&amp;quot;THE SIXTIES BY KISHIN&amp;quot; by篠山紀信
期間:２０１１年１２月５日〜２０１２年１月中
場所:代官山T-site内

「六本木にヒルズが出来た時くらいの驚きですよ」
そう言って案内してくれたのは代官山T-siteだった。
旧山手通りにある真っ白いそれは、異様な...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20111228154253.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20111228_961583.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;THE SIXTIES BY KISHIN&quot; by篠山紀信<br />
期間:２０１１年１２月５日〜２０１２年１月中<br />
場所:代官山T-site内<br />
<br />
「六本木にヒルズが出来た時くらいの驚きですよ」<br />
そう言って案内してくれたのは代官山T-siteだった。<br />
旧山手通りにある真っ白いそれは、異様な存在感を放っていた。<br />
<br />
本屋からレンタルビデオコーナーに向かうと<br />
自然とバーやカフェを抜けるといった導線。<br />
気付けばラテを片手に立ち読みに耽ってしまう。<br />
<br />
バーのコーナーからワンフロアくだると<br />
篠山紀信さんの８０年代の写真が展示されていた。<br />
作品は僅かに５点しかないがスペースが抜群だ。<br />
<br />
８１９０円の同書はサイン本が並び、<br />
平積みに囲まれたようなその空間は異様な雰囲気を醸す。<br />
軽いのに厳か、興味がある人も無い人も気軽に目に入ってくる。<br />
<br />
展示写真集の他にも、『家』、『パリ』、『シノラマ』など<br />
３２冊の古書も用意している徹底ぶり。<br />
プロデュースは、やはりG/P GALLERYの後藤さんだった。<br />
<br />
空間として居心地が良いこの場所は是非また訪れたい。<br />
路上駐車がし易い旧山手通り沿い。<br />
これから気軽に寄り道が出来ると思うと小さな幸せを感じた。<br />

]]></content:encoded>
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    <dc:date>2011-12-28T19:46:52+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216219">
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    <title>写真展&amp;quot;アーヴィング・ペンと三宅一生 Vis ual Dialogue&amp;quot;</title>
    <description>
写真展&amp;quot;アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue&amp;quot;
期間:２０１１年９月１６日〜２０１２年４月８日
場所:21_21DESIGN SIGHT（東京ミッドタウン・ガーデン内）
住所:港区赤坂9-7-6

写真展もさることながら、まず思うのは美術館自体が美しいという事だ。
...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110923165746.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20111031_931282.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue&quot;<br />
期間:２０１１年９月１６日〜２０１２年４月８日<br />
場所:21_21DESIGN SIGHT（東京ミッドタウン・ガーデン内）<br />
住所:港区赤坂9-7-6<br />
<br />
写真展もさることながら、まず思うのは美術館自体が美しいという事だ。<br />
入り口から両側の壁が収束する点に向かいながら歩いていく、<br />
階段を降りてゆくと、地下には三角形の空間が広がった。<br />
<br />
思い出してみると、ここに来たのは<br />
設計者の安藤忠雄さんのイベントを訪ねた以来だ。<br />
あの時は、ミーハーにも握手とサインを頂いた。<br />
サインをするのは向こうなのに、<br />
それを楽しみに待つ自分の手が震えていたのを覚えている。<br />
<br />
今回の展示は入場者数がまばら。<br />
私が訪れた日はパラパラと会場に人影が見えるくらいだった。<br />
写真展のために、というよりは、<br />
ミッドタウンに来たついでに折角だから、<br />
という雰囲気の人たちが目立つ。<br />
<br />
地下に降りると落書きのようなラフスケッチが壁一面に出迎える。<br />
イッセーミヤケの走り書きかと思いきや、<br />
聞くとペンの撮影前に描いたイメージだという。<br />
<br />
申し訳ないが、このラフからあの重厚な写真が生まれるとは思えない。<br />
写真家は絵が上手い、という勝手なイメージを<br />
このスケッチが良い意味で払拭してくれた。<br />
<br />
会場奥には大きなディスプレイが並ぶ。<br />
ペンとイッセーミヤケのやり取りが再現された映像。<br />
それにペンの今までの撮影写真がスライドで展示されていた。<br />
<br />
この手前に待望のオリジナルプリントがある。<br />
点数は多くはないが、大きな印画紙で見せられると迫力がある。<br />
中でも&quot;a mouth with chocolate&quot;の作品は<br />
異様なまでの魅力を放っており<br />
目の前までくると立ち尽くすように見入ってしまった。<br />
<br />
こんなにも妖艶な唇はなかなか想像が付かない。<br />
この一枚を見にくるだけでも価値のある写真展だった。<br />

]]></content:encoded>
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    <dc:date>2011-10-31T15:48:34+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216218">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216218</link>
    <title>Ｖ．Ａ．写真展&amp;quot; 富士幻影・富士にみる日本人の肖像&amp;quot;</title>
    <description>
写真展&amp;quot;富士幻影・富士にみる日本人の肖像&amp;quot;
期間:２０１１年６月９日〜９月４日
場所:IZU PHOTO MUSEUM
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘３４７ー１

世界一周クルーズに乗船して以来、海が恋しい。
絶え間ない波の音を求めて車を走らせる。
この日は焼津...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110821124043.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20111011_918919.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;富士幻影・富士にみる日本人の肖像&quot;<br />
期間:２０１１年６月９日〜９月４日<br />
場所:IZU PHOTO MUSEUM<br />
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘３４７ー１<br />
<br />
世界一周クルーズに乗船して以来、海が恋しい。<br />
絶え間ない波の音を求めて車を走らせる。<br />
この日は焼津の松林海岸を訪れた。<br />
<br />
何も松林海岸という名前の海岸があるわけではなく<br />
ただ海岸に沿って松林が延々と並んでいるからそう呼んだ。<br />
その風景は北欧やカナダあたりにありそうな不釣り合いな光景。<br />
目の当たりにすると、ここが静岡だったか錯覚を覚えてしまう。<br />
<br />
逡巡の上にだした答え、それはあまりにも簡単なことだった。<br />
別に場所の名前なんてどうだっていい。<br />
ただここは、とても気持ちのよい場所なんだ。<br />
<br />
心の深呼吸から３０分後。<br />
私は沼津からほど近いクレマチスの丘を訪ねた。<br />
これまた漁港のイメージからはほど遠い<br />
お洒落に洗練されたアートヒルズだった。<br />
<br />
その一画にある伊豆フォトミュージアムが今回の目的地。<br />
野口里佳さんの大規模な個展が開催されている。<br />
だが、エントランスまで来てみると<br />
意外にも見えたのは&quot;富士山&quot;という三文字。<br />
<br />
なんでも&quot;富士幻影・富士にみる日本人の肖像&quot;<br />
という写真展が開催されている。<br />
ふむふむ、野口里佳さんの写真展は来週からだったようだ。<br />
<br />
しょうがなく富士山写真展を見て回ると、<br />
意外にもその内容はすこぶる素晴らしかった。<br />
落とした肩はいつの間にか軽い興奮で上下しているのに気づく。<br />
<br />
荒木経惟、森山大道、東松昭明、杉本博司。<br />
富士山写真家の代名詞、岡田紅陽さんも並ぶ。<br />
連ねた名前を聞くだけでもその充実ぶりは計り知れる。<br />
<br />
中でもメインに扱われていた各人が見た富士山のシリーズは白眉だ。<br />
同じ被写体は撮影者によってこれほど表情を変えるのか。<br />
藤原新也さんの&quot;俗界富士&quot;シリーズもやはり良かった。<br />
<br />
他にも外国人写真家によって撮られた<br />
異国の象徴としてのフジヤマ。<br />
さらにはナショナリズムのシンボルとしての富士といった<br />
垣間見る時代の変遷も魅力的だった。<br />
<br />
あるいは、日本カメラ財団の所蔵する<br />
土門拳の&quot;防共富士登山隊&quot;シリーズは６６の升目で珍しく、<br />
水野半平衛が考案した写真蒔絵法という金箔を使ったのも面白い。<br />
ガラス看板シリーズも素晴らしかったし、<br />
こんなに充実した写真展だったとは思わなかった。<br />
<br />
野口里佳さんを期待してのハズレくじ。<br />
それは開いてみたら素晴らしい写真展だった。<br />
この巡り合わせに感謝をしつつ帰りには海鮮丼を頂くことにした。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-10-11T18:11:44+09:00</dc:date>
    <dc:creator>KAZA</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
    <dc:rights>KAZA</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216217">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216217</link>
    <title>写真企画&amp;quot; オリジナルプリント販売&amp;quot;at AXIS</title>
    <description>
Ｖ．Ａ．写真展&amp;quot;写真家による作品のチャリティー販売2&amp;quot;
期間:9月24日〜25日→本展示(販売あり)
場所:AXIS Gallery
住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル4F

昨日の記事でお伝えしたチャリティー販売に行ってきた。
販売写真はサイズの目安があるようで
...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110924094724.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110925_909349.jpg" width="384" /><br />
Ｖ．Ａ．写真展&quot;写真家による作品のチャリティー販売2&quot;<br />
期間:9月24日〜25日→本展示(販売あり)<br />
場所:AXIS Gallery<br />
住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル4F<br />
<br />
昨日の記事でお伝えしたチャリティー販売に行ってきた。<br />
販売写真はサイズの目安があるようで<br />
大体プリントが四切、マットが大四切程度、<br />
また全点がブックマット加工とされていた。<br />
<br />
価格は税込み３万円で、中には同額で額付きのものもある。<br />
利益から制作費を除いた金額が<br />
足長育英会を通じて被災地の子供達に届けられるようだ。<br />
<br />
この仕組みの立ち上げ、また企画の発起人となったのが写真家の平間至さん。<br />
平間至さんご自身も、宮城県のご実家が大きな被害を受け、<br />
何か被災地のために、とチャリティー販売を行う事にしたそうだ。<br />
<br />
今年５月に行われた第１回販売展では、<br />
売り上げは総計５００万円を超え、<br />
少なからず被災者への支援に繋げる事が出来た。<br />
<br />
これは改めて考えると、大変に素晴らしいことだ。<br />
しかし、様々なパブリシティはじめ、ブログやツイッターの反応を見ても<br />
これが「チャリティー」というよりは寧ろ<br />
「オリジナルプリントの大安売り」という取り上げ方しかされていない。<br />
<br />
私が思うに、この企画の真の注目点は<br />
震災後に巷に溢れる奇麗事や大義名分とは一線を画している。<br />
つまり「自分の育った被災地へ、写真で、何が出来るか」<br />
という写真の可能性を引き出したところにこそ魅力があると感じた。<br />
<br />
発起人の平間至さんは、自身のスタンスからか<br />
本人の存在が前にでるところはなくあくまでも控えめ。<br />
個ではなく写真界として立ち上がった事に感銘を受けた。<br />
<br />
「すげえ、森山大道のプリントが３万円だってよ。<br />
普通に買ったら３０万円以上するんだろ。<br />
まじ超安いじゃん、最高だな」<br />
<br />
そんな会話がプレビューの会場では聞こえてくる。<br />
だが、それは違う。これはプリントの対価に<br />
３万円がその作家に入るという、普通の買い物ではないのだ。<br />
<br />
今回、本当に募金をしたのは作家たち自身だ。<br />
かつてのビンテージプリントや手焼きのオリジナルプリント、<br />
それを寄付した作家たちは何十万円という市場価値を募金したに等しい。<br />
<br />
ただ、今回は被災地のために即金を必要としたので<br />
３万円という一律した価格設定に踏み切った。<br />
おそらく所属画廊や関係者の説得には、骨が折れたことだろう。<br />
<br />
それ以上に、平間至さんが作家たちに<br />
プリントを寄付(募金)してもらうことに<br />
費やした苦労を考えると計り知れない。<br />
<br />
そう、これは決して安い買い物ではなく、高い募金なのだ。<br />
「ああ、素晴らしき写真の可能性。」<br />
私はプリントを買いに行く事にした。<br />
<br />
手にした整理券番号１番。<br />
実に高い募金。そして赤い羽根の代わりに持ち帰ったオリジナルプリント。<br />
私は未来永劫この写真を飾ることにしたい。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-09-25T14:58:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>KAZA</dc:creator>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216216">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216216</link>
    <title>Ｖ．Ａ．写真展&amp;quot; 写真家による作品のチャリティー販売2&amp;quot;</title>
    <description>
Ｖ．Ａ．写真展&amp;quot;写真家による作品のチャリティー販売2&amp;quot;
期間:9月21日→レセプションパーティー
9月22日〜23日→プレビュー(販売なし)
9月24日〜25日→本展示(販売あり)
場所:AXIS Gallery
住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル4F

友人が代々木にある&amp;quo...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110922141226.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110924_908719.jpg" width="384" /><br />
Ｖ．Ａ．写真展&quot;写真家による作品のチャリティー販売2&quot;<br />
期間:9月21日→レセプションパーティー<br />
9月22日〜23日→プレビュー(販売なし)<br />
9月24日〜25日→本展示(販売あり)<br />
場所:AXIS Gallery<br />
住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル4F<br />
<br />
友人が代々木にある&quot;にこみやなりた&quot;に招待してくれた。<br />
予約制で数ヶ月待ちがザラというレストラン。<br />
前菜からメインまで、それぞれに合わせるワインがまた旨い。<br />
<br />
オーダーは黒板に書かれた旬の食材から決める。<br />
ワインは全てボトルだが、料理と値段から自ずと<br />
その選択肢は絞られてくる。<br />
<br />
旨い料理と冷えた白。久方ぶりの舌鼓。<br />
リーズナブルに良いものを楽しむのは心の贅沢でもある。<br />
同じサービスも、安く提供されると満足感がひとしおなのだ。<br />
<br />
そんな満足感を写真販売において実現させた企画が今写真展。<br />
出展作家は森山大道さん、今道子さん、井津健郎さん、<br />
八木清さん、藤井保さんなどビッグネームをはじめ<br />
総勢７４人、約２００点もの作品が並んだ。<br />
<br />
その全てが販売価格３万円というから驚きだ。<br />
チャリティー展とのことで売り上げは<br />
東日本大震災の被災地域に住む子供たちに送られる予定だという。<br />
<br />
被災地でボランティアをしていた私は、<br />
例によってチャリティーという言葉に弱い。<br />
しかもそれが写真作品ならば尚のこと。<br />
<br />
プレビューで見る限りは、森山大道さんの１点や藤井保さんは売り切れ必須。<br />
他にも今道子さん、八木清さん、繰上和美さん、<br />
菅原一剛さんあたりは先着１０名のものだろうか。<br />
<br />
続いて三好耕三さん、本城直樹さん、井津健郎さん<br />
本橋誠一さんなどが先着２０名か。<br />
あとは瀧本幹也さん、平間至さん、ハービー山口さんなどは<br />
ビッグネームながら狙い目かも知れない。<br />
<br />
いずれにせよほとんどが先着順になることは否めない。<br />
この記事が公開される頃には<br />
販売初日が過ぎて売買結果が出ていることだろう。<br />
<br />
もし前述した作家のプリントが私の手元にあった時には、<br />
報告を兼ねて購入までのいきさつを<br />
またひとつ記事にしたいと思っている。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-09-24T13:33:00+09:00</dc:date>
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    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216214">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216214</link>
    <title>写真展&amp;quot;東京ポートレート&amp;quot;by 鬼海弘雄</title>
    <description>
写真展&amp;quot;東京ポートレート&amp;quot;by鬼海弘雄
期間:２０１１年８月１３日〜１０月２日
場所:東京都写真美術館地下１階展示室
住所:目黒区三田１ー１３ー３恵比寿ガーデンプレイス内

「すいません、写真を撮らせてください」
鬼海弘雄さんは通りすがる女性に声をかけた...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110918155957.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110918_905518.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;東京ポートレート&quot;by鬼海弘雄<br />
期間:２０１１年８月１３日〜１０月２日<br />
場所:東京都写真美術館地下１階展示室<br />
住所:目黒区三田１ー１３ー３恵比寿ガーデンプレイス内<br />
<br />
「すいません、写真を撮らせてください」<br />
鬼海弘雄さんは通りすがる女性に声をかけた。<br />
<br />
「私、ですか。<br />
他に子供でも可愛い人でも、いくらでもいるでしょう<br />
別の人に頼んでください。<br />
」<br />
女性は訝しげな表情を浮かべて応える。<br />
<br />
「いえ、あなたが撮りたいのです」<br />
鬼海弘雄さんは１人に対してブローニーフィルム１本を使い切る。<br />
わずか１２枚のうちに、レンズを向けた人の内面的な魅力を引き出す試み。<br />
<br />
「人間とは何か」<br />
そんなことを考えながら&quot;東京ポートレート&quot;と名付けた<br />
１つの大きなテーマに行き当たったという。<br />
<br />
会場に所狭しと並べられた肖像写真。<br />
４個の腕時計を付けた男、あるいは目が乾くという婦人。<br />
写された人達は、みなどこか少しずつ変わった所があった。<br />
<br />
浅草の境内、綺麗に磨かれた壁の前に立ってもらいシャッターを切る。<br />
「オーラを感じた人を写してきた」と語る鬼海弘雄さん。<br />
その写真には、目というよりむしろ、全身に生命が宿っている。<br />
<br />
４０年の間に写した人間は、６００人。<br />
写そうとしたのは「個」よりも「人間一般」。<br />
ご本人いわく「その人を撮りたいのではなく、<br />
その人が代表する人間像を撮りたい」のだそうだ。<br />
<br />
リーン。リーン。<br />
写真美術館の展示会場に、１４時ちょうどを告げる鐘が鳴る。<br />
「まもなく鬼海弘雄さんのギャラリートークを開催いたします」<br />
<br />
入り口をせき止めんばかりに集まった観覧者。<br />
作家を迎える拍手は、私を含め１００人を超えていた。<br />
ちなみに司会は写真美術館学芸員の伊藤さんが務めている。<br />
<br />
「最近は町がつまらなくなった。<br />
昔は作業してる人や職人さんが溢れていて<br />
町全体が生きていたもんです。」<br />
<br />
展示は人物の写真以外に、町を写したシリーズもある。<br />
差し詰め、人物が『PERSONA/ぺるそな』で<br />
町が『東京夢譚』か『東京迷路』といった具合だ。<br />
<br />
町を歩く時には文章を意識して歩く、という鬼海弘雄さん。<br />
確かに作品に添えられたキャプションやテキストは<br />
シンプルかつシュールに&quot;時の東京&quot;を表している。それは、まるで時代を風刺する西洋絵画のようだ。<br />
<br />
何かスペシャルなシーンがある訳ではないが、<br />
そこには昨日と明日の間の景色が写っている。<br />
淡々とした日々の中にある町という劇場。<br />
<br />
私たちは確かにこの場所に生まれて、この場所に育った。<br />
いつか見てきた景色が頭の奥の隅っこの部屋をノックする。<br />
「久しぶり」そう言って迎え入れた懐かしさ、蘇る記憶。<br />
<br />
ところで、今回の写真展&quot;東京ポートレート&quot;は実に良い題名だ。<br />
浅草で写した人物写真というポートレート。<br />
東京で写した町の肖像写真、どちらも&quot;東京ポートレート&quot;に他ならない。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-09-18T17:37:08+09:00</dc:date>
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  </item>

  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216215">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216215</link>
    <title>写真展&amp;quot;京都の御所と離宮&amp;quot;by  三好和義</title>
    <description>
写真展&amp;quot;京都の御所と離宮&amp;quot;by 三好和義
期間:２０１１年９月９日〜９月２１日
場所:フジフィルムスクエア
住所:東京都港区赤坂９ー７ー３東京ミッドタウン内１Ｆ

一昨年前に銀座の和光にて開催された写真展と同じテーマだ。
追撮などはないが、新しくプ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110909164335.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110922_907477.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;京都の御所と離宮&quot;by 三好和義<br />
期間:２０１１年９月９日〜９月２１日<br />
場所:フジフィルムスクエア<br />
住所:東京都港区赤坂９ー７ー３東京ミッドタウン内１Ｆ<br />
<br />
一昨年前に銀座の和光にて開催された写真展と同じテーマだ。<br />
追撮などはないが、新しくプリントを出し直しており、<br />
見終わると全く違った印象を受ける。<br />
<br />
前回の展示がＡ２のインクジェットプリントだったのに対して、<br />
今回のフジフィルムスクエアでは、<br />
全紙並みのサイズを銀塩で出力している。<br />
<br />
プリンターも和光展では事務所の機材を使用したが<br />
フジではご存知クリエイト社が担当。<br />
デジタルこその汎用性が活かされた形だ。<br />
<br />
撮影は、限られた時間内にセットアップし、<br />
バッテリー式のＨＭＩで迅速にライティングを行う。<br />
その後に、人物、柵、石、草、花など余計な物は全て修正した。<br />
その写真の出来あがりは、まさに完璧だ。<br />
<br />
京都、仙洞、修学院、桂。<br />
余すとこなく写されたふたつの御所とふたつの離宮。<br />
一般拝観では目にすることの出来ない室内や空からの全景。<br />
また細かい意匠はそれだけでも価値がある。<br />
<br />
加えて今回は全点について、場所のキャプションが書かれている。<br />
訪れたことのある人や、これから訪れる人への<br />
ハンドブックの役割を果たすのもまた魅力のひとつだろう。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-09-14T01:16:00+09:00</dc:date>
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  </item>

  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216213">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216213</link>
    <title>写真本『のこされた動物たち』by 太田庸介</title>
    <description>
「このお宅には、餌も水も、彼(柴犬)の食べる物は何も残っていませんでした。リードは外されているのだから、どこかへ行こうと思えば行ける状態なのに。それでも彼はこの家で、じっと飼い主さんが帰ってくるのを待っているのです」

この写真集は、東日本大震災のもう...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110909113938.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110910_900545.jpg" width="384" /><br />
「このお宅には、餌も水も、彼(柴犬)の食べる物は何も残っていませんでした。リードは外されているのだから、どこかへ行こうと思えば行ける状態なのに。それでも彼はこの家で、じっと飼い主さんが帰ってくるのを待っているのです」<br />
<br />
この写真集は、東日本大震災のもうひとつの一面を写したものだ。<br />
大手のメディアでは取り扱われにくい裏側の現実。<br />
今回は、著者の太田庸介さんが書いているブログ&quot;<a href="http://ameblo.jp/uchino-toramaru/" target="_blank">うちのとらまる</a>&quot;が<br />
編集者の目に留まり書籍化されたという稀有な例。<br />
その内容は素晴らしく、まず飛鳥新社の慧眼に感謝しなければならない。<br />
<br />
写真集を開くと、悲しそうな動物たちが目に飛び込んでくる。<br />
人恋しく寄ってくる犬、警戒して後ずさる猫。<br />
私は&quot;豚の涙&quot;というものを今回初めて見た。<br />
<br />
写真集のテーマは「置き去りにされた動物たち」。<br />
ゴーストタウンと化した福島第一原発の近郊。<br />
そこに取り残された動物たちの現実が写されている。<br />
<br />
著者ご自身がボランティアとして猫や犬を保護し、<br />
あるいは家畜を助けるために被災地に赴き活動をしている。<br />
今年４月からの毎週末、３ヶ月で１７回も救助に向かったそうだ。<br />
<br />
その間に、６９匹もの犬と猫を保護し、<br />
家畜に関しては餌や水をあげたという。<br />
おそらくその傍らで沢山の別れも経験した事だろう。<br />
<br />
見慣れない動物の「死」の瞬間。<br />
豚は隅のほうに集まって死ぬ。<br />
馬はわずか１、２頭で横たわる。<br />
死骸が放置されることなど普段では有り得ないが、<br />
福島では震災から３ヶ月経っても、<br />
なお牛舎や馬小屋には白骨化した死骸が残されていた。<br />
<br />
餓死。思えばそれは、一番苦しい死に方だ。<br />
ビニールを食べる牛、仲間の肌からでる汗を舐めあう。<br />
放棄された糞尿にまみれ、仲間の死体を見ながら死んでいくのだ。<br />
<br />
「５月１２日。夕方のニュース。<br />
原発から２０キロ圏内の家畜は、<br />
全頭処分と発表されました。」<br />
<br />
悲しみを悲しみで埋める一報。<br />
日本という大きな組織の中で、改めて人間の無力さを感じる。<br />
こうしてあの場所には死の大地が広がってしまうのだろうか。<br />
<br />
いや、それでも著者の太田庸介さんは、６９の命を救った。<br />
飼い主を待つ犬の目、それは遠くを見てるのがわかる。<br />
人間を疑う猫の目、助けを信じない欺瞞の眼差し。<br />
<br />
彼らが救助されて飼い主と再会を出来た事実が書かれている。<br />
捕獲し、保護した場所には都度張り紙をして行ったそうだ。<br />
張り紙を見た飼い主が連絡をして再会が果たされる。<br />
飼い主たちも一時帰郷が許されると、すぐにペットを助けに走った。<br />
<br />
置き去りにされたペット達に残されたのは、<br />
ただ死を待つ道だけではなかったのだ。<br />
「犬は人間を裏切りません。」<br />
私たちは、その信頼に誠実でなければならない。<br />
<br />
「人間は動物を飼いたい時に飼って、いざという時には見放す」<br />
ニュースで普段からペットの野良化を耳にする私は<br />
今回の大震災で置き去りにされた犬や猫、あるいは家畜の飼い主を<br />
どこかそんな冷たい目で見ていた節があった。<br />
<br />
でもそれは違った。全く、違っていた。<br />
飼い主も被害者だった事は、考えればすぐにでもわかったはずなのに。<br />
「避難勧告から１日、２日で家に帰れる」<br />
そう思っていた人たちがほとんどなのだ。<br />
<br />
愛されて育った犬や猫たちは、<br />
地面が揺れた翌日、突然飼い主がいなくなった家を離れない。<br />
彼らもまた、１日、２日すれば元通りになると考えていたのだ。<br />
<br />
この写真集には、数々の心を揺さぶる話が収録されているが、<br />
中でも８０〜８１ページのゴン太の話が一番涙腺を刺激された。<br />
８２ページに写るゴン太の写真。<br />
それは、その写真が技術的に素晴らしいとか素晴らしくないとか、<br />
光や構図、ましてやカメラが何かなんて関係ない事だった。<br />
<br />
既に目線の先に自分の死を見ているゴン太の目。<br />
人に知れまいと瓦礫の中に身を屈ませていた。<br />
それはそれは、本当に素晴らしい写真だった。<br />
私は今日見たこの写真をずっと覚えていたいと思った。<br />
<br />
「ねえ、ここは日本ですよ。アジア１の先進国と謳われた場所。<br />
なんで、こんなことになったのですか。<br />
ボランティアに行くのは素晴らしいことです。<br />
行けるのなら行きたいと思う人たちも沢山いる。<br />
生活の基盤や仕事、時間や条件、<br />
いろいろな理由で行動に移せないのはしょうがない。<br />
でも、そんな私たちが少なくともしなくてはならない事。<br />
それはこの参事の現状を、理解して、<br />
忘れないことではないでしょうか。」<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-09-10T00:02:00+09:00</dc:date>
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  </item>

  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216212">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216212</link>
    <title>写真集『THE GARDENS AT GIVERNY 』by Stephen Shore</title>
    <description>
写真集『THE GARDENS AT GIVERNY』
by スティーヴン・ショア

やっと届いたショアの写真集。
表紙の写真を見た時に感慨深いものがあった。
１９８２年に撮影されたユリ池にかかる橋の写真。

それは彼の代表作『UNCOMMON PLACES』が発売された年だが、
なにも私がそれく...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110908171826.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110908_899719.jpg" width="384" /><br />
写真集『THE GARDENS AT GIVERNY』<br />
by スティーヴン・ショア<br />
<br />
やっと届いたショアの写真集。<br />
表紙の写真を見た時に感慨深いものがあった。<br />
１９８２年に撮影されたユリ池にかかる橋の写真。<br />
<br />
それは彼の代表作『UNCOMMON PLACES』が発売された年だが、<br />
なにも私がそれくらいの偶然の一致で震えている訳ではない。<br />
この写真を最近みたことを思い出して感動に浸っているのだ。<br />
<br />
わずかに遡ること３ヵ月。<br />
初めて訪れたカナダのハリファックスは、雨が降っていた。<br />
ロブスターで有名な港町の真ん中に、<br />
ひときわ大きな美術館がある。<br />
<br />
この地方を代表して建てられたノヴァスコシア美術館だ。<br />
滞在が数時間だったので、展示の内容も調べず、<br />
また大した期待もせずに訪ねることにした。<br />
<br />
渡り廊下ならぬ渡り階段を抜けると小さな一室に辿り着く。<br />
小綺麗なグレーを基調とした、静かで誰もいない空間。<br />
そこで『THE GARDENS AT GIVERNY』のシリーズに出会った。<br />
<br />
全紙に近い大判に焼かれたネガカラー。<br />
シンプルにマットと白木でまとめたフレームワーク。<br />
安心感のある展示はまさに美術館に相応しい。<br />
<br />
期待もしていなかっただけに、<br />
こんな所でショアを見れたのは衝撃だった。<br />
取り付かれたようにその部屋で時間を使った。<br />
<br />
あの時の感動が、心のアルバムをめくるように蘇ってくる。<br />
『THE GARDENS AT GIVERNY』、仏ジヴェルニーの庭。<br />
そこは画家クルード・モネの住まいとして名高い。<br />
<br />
モネがGIVERNYの邸宅に移り住んだのが１８８３年。<br />
それから約９年間、１８９２年まで独りきりで作業に没頭した。<br />
１９２６年、モネの死亡に至るまで愛し続けた彼の庭だ。<br />
<br />
それから５０年の時を経た１９７７年９月。<br />
ニューヨーク現代美術館からのリクエストで<br />
スティーヴン・ショアが撮影を開始。<br />
<br />
たびたび訪れては、長い時間を撮影に費やした。<br />
何度も同じ場所で撮影しているのが写真集からもわかる。<br />
定点観測にも近い緑、蕾、花の芽吹き。<br />
それぞれが４×５インチの大判カメラでじっくりと撮影されている。<br />
<br />
そこには、&quot;記録&quot;という一面からも、<br />
あながちショアらしくない写真もある。<br />
マクロ的な要素を感じる写真などは果たして彼の写真かが分からない。<br />
それでも写真たちに通じて流れる被写体への観察と接触。<br />
時間の経過が１冊に見て取れるのは、よくよく考えると不思議だ。<br />
<br />
クロード・モネが１０年かけて育てた庭を、<br />
スティーヴン・ショアが１０分かけて撮影する。<br />
ショアが１０分かけて撮影した１枚を、<br />
私は１０秒も見ないで次々と進む。<br />
この不思議な関係性が写真集の魅力なのかもしれない。<br />
<br />
ノヴァスコシア美術館で見た一枚。<br />
表紙にもあるユリ池は満開の藤の花が咲いている。<br />
だが個人的には、巻末にある同じ場所を写した<br />
緑のユリ池のほうが気に入っている。<br />
<br />
カナダで藤の花をつけていたその橋は、<br />
３ヵ月経った今、花を失い緑になった。<br />
時間が経過する写真、そんなものがあったら面白いかもしれない。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-09-08T18:42:40+09:00</dc:date>
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  </item>

  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216211">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216211</link>
    <title>写真展&amp;quot;月刊ＭＥＮ向井理&amp;quot;by 蜷川実花</title>
    <description>
写真展&amp;quot;月刊ＭＥＮ 向井理&amp;quot;by蜷川実花
期間:２０１１年７月２２日〜９月４日
場所:BLD GALLERY
住所:東京都中央区銀座２ー４ー９ー８Ｆ

「あの〜」
会場は予想通り女性で埋め尽くされていた。
壁全面に所狭しと並ぶ向井理さんのカラダ。
それを素知らぬ顔で眺...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110831160044.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110901_895426.jpg" width="384" /><br />
写真展&quot;月刊ＭＥＮ 向井理&quot;by蜷川実花<br />
期間:２０１１年７月２２日〜９月４日<br />
場所:BLD GALLERY<br />
住所:東京都中央区銀座２ー４ー９ー８Ｆ<br />
<br />
「あの〜」<br />
会場は予想通り女性で埋め尽くされていた。<br />
壁全面に所狭しと並ぶ向井理さんのカラダ。<br />
それを素知らぬ顔で眺める平日のオンナ。<br />
<br />
「あの〜」<br />
と、どうやら１人の若い女性が声をかけてるのは私のようだ。<br />
声などかけられ慣れない私は何も言えずに辺りを見回す。<br />
カラダを見ていた女性達の視線がいつの間にか私に向いている。<br />
<br />
「観覧料の４００円をお支払いください」<br />
<br />
いつのまにかお金をとるようになったＢＬＤ。<br />
ギャラリー業界の中では比較的潤っているイメージだが。<br />
森山さん、立木さん、沢渡さん、誰か理由を教えてください。<br />
<br />
「すいません、また今度きます」<br />
間一髪で戦火を逃れビルの外へと飛び出す。<br />
わずかな間に雨が降り始めていた。<br />
困ったら上を見上げてしまう人間の習性に従う。<br />
<br />
「あの〜」<br />
傘よかったら入ってきますか。<br />
などと声をかけられる訳もない。<br />
歩き出す雨の町、首筋を伝汗に雨粒が混じった気がした。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-09-01T00:23:27+09:00</dc:date>
    <dc:creator>KAZA</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
    <dc:rights>KAZA</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216209">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216209</link>
    <title>展示写真&amp;quot; パパイヤと海の夏&amp;quot;by  市橋織江</title>
    <description>
夏の由比ヶ浜に人が多い理由は３つほど思いつく。
アクセスがよく、意外と遠浅で、海の家が充実しているからだ。
特に３つ目のポイントが他のビーチと大きく違う。

朝日奈インターから峠をひとつ越え、
海岸沿いの国道１３４号線にぶつかるまで進む。
開けた視界...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110823131542.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110828_893096.jpg" width="384" /><br />
夏の由比ヶ浜に人が多い理由は３つほど思いつく。<br />
アクセスがよく、意外と遠浅で、海の家が充実しているからだ。<br />
特に３つ目のポイントが他のビーチと大きく違う。<br />
<br />
朝日奈インターから峠をひとつ越え、<br />
海岸沿いの国道１３４号線にぶつかるまで進む。<br />
開けた視界に入る由比ヶ浜、立ち並ぶ海の家々。<br />
あの瞬間の心浮き立つ気持ちよさと言えば表現しがたい。<br />
<br />
普通、海の家は１７時頃にクローズするのに比べ<br />
ここ由比ヶ浜はむしろ日が暮れてから再び活気づく。<br />
浜辺に似つかわしくないネオンの輝き。<br />
波の音に耳を澄ますとクラブミュージックが邪魔をする。<br />
海という非日常がビーチボーイズたちをトランスさせていた。<br />
<br />
こんな浜辺は、まず日本海側にはないと思う。<br />
健康的な家族連れとは程遠いムード。<br />
しかし、その中にあって素朴な雰囲気を残す海の家が一軒あった。<br />
<br />
市橋織江さんのシリーズ&quot;パパイヤと海の夏&quot;<br />
の舞台となっている&quot;東亭パパイヤ&quot;だ。<br />
ざっと１４軒ほど立ち並ぶ由比ヶ浜の海の家。<br />
<br />
かまくら風にしたり、ステージを設けたりという店を横目に<br />
畳張りにちゃぶ台という素朴な作りがたまらない。<br />
これこそが海の家、カルビ丼とかき氷を頂いた。<br />
<br />
店内には７、８枚ほど市橋織江さんの写真が飾ってあったが<br />
この写真を誰が写したかわかる人はどれほどいるのだろう。<br />
<br />
海風に曝されて光沢を失ったフレーム。<br />
塩分と時折舞う砂で痛んだアクリル。<br />
決して見栄えするような展示ではなかった。<br />
<br />
だが、周りの雰囲気と喧嘩することなく自然と展示されている。<br />
あたかも昔からそこにあったような存在感。<br />
恵比寿のエモンフォトギャラリーには悪いが<br />
この&quot;パパイヤと海の夏&quot;はこうでなければならないと思った。<br />

]]></content:encoded>
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    <dc:date>2011-08-28T01:07:00+09:00</dc:date>
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    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
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  <item rdf:about="http://photo.kaza.jp/?eid=1216208">
    <link>http://photo.kaza.jp/?eid=1216208</link>
    <title>Ｖ．Ａ．写真集『AMERICAN NUDE PHOTOGRAPHY』</title>
    <description>
古いものを新しいと思うことがある。
それは、杉本博司さんが「私の中では、
最も古いものが、最も新しいものに変わるのだ」
と、著書『苔のむすまで』で言っていたような事かもしれない。

今回取り上げている写真集『AMERICAN NUDE PHOTOGRAPHY』は、
アルス出...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img alt="20110822210612.jpg" class="pict" height="768" src="http://kazashito.img.jugem.jp/20110827_892679.jpg" width="384" /><br />
古いものを新しいと思うことがある。<br />
それは、杉本博司さんが「私の中では、<br />
最も古いものが、最も新しいものに変わるのだ」<br />
と、著書『苔のむすまで』で言っていたような事かもしれない。<br />
<br />
今回取り上げている写真集『AMERICAN NUDE PHOTOGRAPHY』は、<br />
アルス出版から出されたもので、<br />
実に大正１０年、定価は２８０円というアンティークな内容だ。<br />
<br />
題名の通り、アメリカのヌード写真と聞くと<br />
ヘルムート・ニュートンに代表される<br />
『プレイボーイ』のようなものが思い浮かぶが、<br />
この『AMERICAN NUDE PHOTOGRAPHY』は、それよりもずっと古い。<br />
<br />
特集されているのは寫眞家ブルーノ氏。<br />
ブルーノ氏は私も初めて聞く名前だが、<br />
写真家のことを、寫眞家と書くほど古い時代な事がわかる。<br />
<br />
彼いわくは、「良い寫眞を作るのは、バランスの取れた配光」だそうだ。<br />
さらに「それは、１つのライトの強さが他のライトと<br />
正しく均衡していなければならない」と後書きにて語っていた。<br />
<br />
近年では、このライティングの微妙なバランスに多くの人が気を使い<br />
シャドー部にしても潰さず、ハイライトにしても飛ばさないような<br />
ある意味で超均一化された光が主流になっている。<br />
<br />
それを前提に本書の写真を見ると、<br />
メインライトのライティングが著しく強く、<br />
バランスはおろかほとんどの写真が直線的な光、<br />
あるいは輪郭を際立たせるという描写が目立つ。<br />
<br />
現在の均一化されたライティングとは一線を画すが、<br />
こうして撮影されたブルーノ氏の写真は、<br />
今で言うところの立派な芸術的写真だ。<br />
<br />
アーティスティックだが、シンボリックで力強い。<br />
どこかアイコン的な魅力がある作品たち。<br />
流行を先取る現代のコマーシャル界においては、<br />
なかなかその魅力はつかめない。<br />
<br />
雑誌やテレビなど媒体によって様々な手法を駆使する。<br />
素晴らしい柔軟性は、逆に考えれば自分らしさの喪失にも近しい。<br />
その点、このブルーノ氏の写真には<br />
根底に根付いている自身の撮り方がしっかりと伺える。<br />
<br />
曲がらない何かというのは時代を経ても良いものだと感じた。<br />
レトロ調ではなくレトロそのものな表紙も良い。<br />
「古いものが新しく見える」といった魅力。<br />
その感性は、時代が繰り返されているという何よりの証明だろうか。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>fromMOBILE</dc:subject>
    <dc:date>2011-08-27T10:58:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>KAZA</dc:creator>
    <dc:publisher>JUGEM</dc:publisher>
    <dc:rights>KAZA</dc:rights>
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